映画【ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 砂漠の財宝をめぐっての戦いの話。

●感想

 義賊の主人公が圧政をする役人を成敗しては次の場所へ移動するけど、皇帝の子どもを身ごもった女性の命が狙われるので逃走して途中で女性剣士に救われたり。主人公は宦官を倒そうとしていて、戦うけど決着つかなかったり。

 砂漠で砂嵐が間もなく来るというので宿屋に埋もれた財宝を狙って盗賊とか主人公たちが集まってきて対立するけど、役人とかもやってきて地下に狙われている女性が隠れて、みんなで探したりしつつ。宦官の本隊がやってきて主人公たちと戦っておしまい。

 圧政の役人を退治してやろうという義賊のジェット・リー。冒頭の悪い宦官をやっつけるための紹介のアクションからてんこもりで最初から満腹でした。ザコキャラである最初の悪人も丸太を素手でバコーン! 殴って弾き飛ばすという怪力の宦官が凄いです。
 皇帝の子を身ごもって逃げる女性と彼女を助けることになる女剣士。そこに60年に1度砂嵐の中に現れるお宝を狙う怪しい面々が集まり、役人たちもそこの宿屋にやってきて……。

 登場人物の紹介でイチイチ喧嘩になってグイングイン飛び回って戦うのでとんでもないことになってました。それぞれが使う武器も種類がたくさんあって、いろんな組み合わせでヴィジュアルとして面白くて漫画のようなアクションの数々。女性剣士がいっぱい出てきていろんな武器とかもたくさんで見た目の面白さがありました。

 けれどもアクションは素晴らしいのに、話は詰め込みすぎだし。登場人物たちの関係が完成するのが物語の中盤くらいと展開がだいぶ遅いです。その分アクションシーンがあるので、余計話が進まない印象。しかも皇帝の子どもを身ごもったというくだりは一切消えてしまい、お宝を巡る争奪戦になるという。前半の流れは一体何だったんだという。途中から龍門という宿屋を舞台になってしまう。守っていた女性が実は密偵だったというオチも今まで彼女を守ってたという理由が考え込んでいまいました。

 中盤から竜巻なんかも出てきてどんどんスペクタクルになっていって一体何を見ているんだろうと無茶苦茶で破天荒ですが香港映画らしい爽快で勢いのある映画でこれぞ香港娯楽映画で楽しい作品でした。

☆☆

鑑賞日:2014/02/03 Blu-ray 2024/11/09 U-NEXT

監督ツイ・ハーク 
アクション監督ユエン・ブン 
脚本ツイ・ハーク 
出演ジェット・リー 
ジョウ・シュン 
チェン・クン 
リー・ユーチュン 
グイ・ルンメイ 
メイヴィス・ファン 
リュー・チャーフィー 
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