映画【オーディション】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 奥さんを亡くしたビデオ制作会社の男が息子も再婚を進めてきて、再婚を決意する。友人と一緒に映画を作るという名目のもと、再婚相手をオーディションから選んで、気に入った相手といい感じになるけど。この女性がとんでもないサイコパスで恐怖体験アンビリバボーする話。

●感想

 オーディションで再婚相手を見つけてモノにしてしまおうというなかなかのドイヒーな事をする主人公。書類の段階から気に入ってたヒロインに声をかけて一緒に食事をしにいったりいい感じに。
 序盤から中盤はこれといった出来事がなく、中年男性の恋が描かれて行きます。

 主人公とヒロインが旅行先で結ばれる中盤から展開が別な方向へと向かう。ヒロインが姿を消し、主人公が行方を追いかける。
 バレエスタジオに行けば、女性の太ももだか性器だかにハンダゴテしちゃうおかしなオジサンがいたり。ヒロインが勤めてたというスナックにいってみると、そこのママさんが殺されていると知る。

 主人公の家に空いてる窓からのっそり入ってきて主人公を襲撃するヒロイン。ここから薬で昏倒して夢の世界が描かれ、恐怖体験が映し出されてって気持ち悪かったです。
 そこに至るまでにもボロボロのアパートで主人公からの電話を待つヒロインが頭をぐったりと下げている。後ろに巨大な麻袋があって、電話がなるとその麻袋がゴロゴロ動くカットなんて不気味すぎです。

 異常な世界で怖いというより痛さを映像で表現した映画で腹筋に力を入れてみないといけない映画で、どっと疲れる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/05/22 DVD

監督三池崇史 
脚色天願大介 
原作村上龍 
出演石橋凌 
椎名英姫 
沢木哲 
國村隼 
石橋蓮司 
松田美由紀 
根岸季衣 
大杉漣 
斉木しげる 
光石研 
広岡由里子 
小日向文世 
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