映画【暗黒街の弾痕】感想(ネタバレ)

Ankokugai no dankon
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●こんなお話

 テストレーサーが新エンジン搭載の車のテスト走行中に峠で事故死。捕鯨会社に勤める弟が兄の死の真相を知ろうと高校時代の野球部の仲間でトップ屋と共に産業スパイの攻防に巻き込まれていく話。

●感想

 冒頭から岡本喜八監督の作風全開でテンポのいいカット割りで一気に引き込まれていきます。1961年の映画なのに今見ても最先端でヴィジュアルでカッコいいです。

 加山雄三さん演じる主人公は加山さんらしい正義感いっぱいで一直線な男。喧嘩にはめっぽうつよくて、バーでの乱闘でのアクションシーンも何回もトイレの水が流れる格闘とか笑えました。相棒の佐藤允さんはのらりくらりと心では何を考えてるかわからない男。この2人のバディもので更に刑事の三橋達也さんが第3の男。この刑事さんもめっちゃカッコいいです。
 個性的なキャラクターたちが勢ぞろいで「誰も知らない」という謎の歌ったり、ジャズが流れる中、真相に近づいていく主人公たち。

 殺し屋なんかも怖い感じで登場しますが、簡単に主人公にボッコボコにされて簡単に口を割ってしまうのがズッコケてしまいますが、岡本喜八監督のセンスが十二分に発揮された面白い娯楽活劇でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/05/25 DVD

監督岡本喜八 
脚本関沢新一
出演加山雄三 
佐藤允 
三橋達也 
ミッキー・カーチス 
中谷一郎 
中丸忠雄 
河津清三郎 
草川直也 
浜美枝 
横山道代 
水野久美 
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