●こんなお話
ハイテクのバディ人形がどんどん狂暴化していく話。
●感想
冒頭から登場する人形の顔のデザインのセンスの悪さが最高で、どうしてこの映画の世界で人気あるのか謎すぎて、だんだん怖い表情になっていくとかではなく、最初から不気味な表情で面白かったです。そのほかにも人形のチャッキーが殺人の描写も楽しい殺人がいっぱいでよかったです。「死霊のはらわた」的な顔面の表皮の扱いとかもよこあったです。クライマックスとかはもう無茶苦茶で作っている人たちも楽しんで撮影しているんだろうなというのが伝わってくる微笑ましい虐殺シーンでした。冒頭でベトナムのクビになったプログラマーがやけになってプログラミングを変えて狂暴化するという流れもセキュリティがゆるゆるなところも笑えて面白かったです。そもそも「暴力性を解除」みたいな設定って必要なのかというツッコミが楽しかったです。
ただAIのバグみたいな形で人形がだんだんと暴走していくとかの流れなので、序盤はあんまり動きがないのが退屈でした。それに主人公の少年も明らかに人形がおかしいとなっているのに手放さないとか問題があったら全部団地のゴミ箱に投げ捨てるというだけなのとか、あとは単純にアクションシーンとかが見にくい編集が多くてアクションとして盛り上がらないのでクライマックスの対決とかもイマイチに感じてしまいました。気持ちの流れもわかりにくく、主人公の少年が人形が襲ってくると暴れまわって、お母さんが信じてくれないとなった次のシーンで普通にお母さんの職場のモールにいたりとよくわからない場面もあったりして乗り切れなかったです。
とはいえ、主人公たちが口ずさむ歌が頭から離れない映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2019/07/22 TOHOシネマズ日比谷
リンク
監督 | ラース・クレヴバーグ |
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脚本 | タイラー・バートン・スミス |
出演 | オーブリー・プラザ |
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ガブリエル・ベイトマン | |
ブライアン・タイリー・ヘンリー | |
ビアトリス・キットソン | |
出演(声) | マーク・ハミル |
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