●こんなお話
核シェルターに避難した人たちの話。
●感想
いきなり爆発が起こってアパートの地下シェルターに隠れた男女9人。アパートの管理人でシェルターの持ち主である男いわく核戦争が起こったらしい。そうこうしているうちに謎の防護服を着た人物たちに襲撃されて少女が拉致される。
何の情報もなく登場人物たち同様、観客も何が起こったのかわからず謎のまま物語が進んでいきました。
最初は少しの希望もあって何とか理性を保っていきますが、扉を溶接され閉じ込められ外に出られないとなると。今まではシェルターの持ち主であった男が頂点にたっていましたがある秘密でそのバランスが崩れ、一気に崩壊する人間関係。
正気がなくなり食糧を支配している人間が王国を作り、それに追従するものなんかも出てきて。ただ、唯一の正気を保っているのが主人公の女性で、彼女を見ることによって人間の良心を見ることができて安心できる存在でした。
ただ、そんな主人公が最後にとる行動も自己保身で裏切りのような形なので。とても暗い気持ちになります。
最初から最後まで救いのない映画で暗い気持ちになりますし、何が起こったのかわからないままの映画ですが。ピアノの旋律が印象的で最後まで集中してみることのできる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/11/11 DVD
リンク
監督 | サヴィエ・ジャン |
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脚本監修 | ヤニック・ダアン |
出演 | ローレン・ジャーマン |
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