映画【ももへの手紙】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 瀬戸内海に引っ越した少女が漫画から飛び出してきた妖怪と交流する話。

●感想

 父親と喧嘩をしてしまい、それが最後の会話になってしまったことが心に残ったままの主人公。母親は、資格だかを取得するためにいつも家を留守にしてる。そんなとき、妙な影を見つけて不気味に思ってると妖怪が現れてという流れ。

 人間のものを盗んだり壊したりするけど、のんきに自分達の欲望に素直に生きる妖怪達は見ていて楽しいです。何故、妖怪は主人公たちにとり憑くのか? というのとお父さんが残した手紙の意味は? というのが基本的な話の本筋。

 妖怪たちの行動が面白おかしく描かれますが、ボク自身はそんなに笑えるものでなかったので。楽しめるものではなかったです。普通に声をあてている西田敏行さんのキャラクターの笑いでしかなかったです。他の2人の妖怪が地味に見えてしまいました。

 妖怪たちのドタバタでお父さんの大事な手紙や思い出の鏡を壊されてしまって、そこで一気にお母さんに対する気持ちを爆発させる。台風上陸という抜群の状況設定が出てきますが、案の定、嵐の中飛び出す主人公。自分達のせいだと悩む妖怪たち、そしてお母さんが主人公にどう思っていたのか? というのがわかるクライマックス。この嵐の中の妖怪たちも、そんなに面白味を感じることができず。もっともっと笑えて泣けるような展開がありそうですが。もう少し盛り上がりたかったです。

 ただ、エピローグでお父さんの手紙のくだりはちょっと反則だと思いました。主人公たちや島の住民たち、しっかりとキャラクターが活きていて素晴らしかったと思う映画でした。ただ、120分はチト長く感じてしまった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/04/28 イオンシネマ多摩センター

監督沖浦啓之 
脚本沖浦啓之 
原案沖浦啓之 
出演(声)美山加恋 
優香 
西田敏行 
山寺宏一 
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