映画【決闘の大地で】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 暗殺者が愛する者を守るために戦う話。

●感想

 独特のスローを使った剣撃シーンに始まり、その男が赤ちゃんを連れて歩くといいう「子連れ狼」のような主人公。クライマックスの悪党軍団を迎え撃つ弱い街の住人たちが待ち伏せして戦うアクションシーンも迫力あってかっこよく、更にそこに加わる忍者軍団と3つ巴の戦いになるところなんか熱いです。ガトリングガンに挑む忍者たちという構図は見たことないので燃えました。

 アクションシーンが熱い一方、お話のほうは忍者軍団から逃げてきた主人公が流れ着いた街での生活を送る序盤。そこの生活でのやりとりがコメディタッチで結構退屈。のんびりとした音楽も更に拍車をかけます。そして、ヒロインには悲しい過去があり、更にジェフリー・ラッシュさん演じる酔っ払いにも悲しい過去がありとみんなの過去を見せられても困ってしまいます。確かにその傷を乗り越える話でもあるんですが、基本はその住人たちの話にチャン・ドンゴンさんが無口にリアクションするだけで主人公の葛藤が少ないのが傷でした。主人公は、剣を使うと忍者軍団に居場所がわかるというよくわからない理論で剣を使わないという。
 そして、中盤のミッドポイントで住民を守るために剣を抜きますが。すると本当に忍者軍団が「いた!」と遠くから見っけるという。
 クライマックスの忍者軍団の親玉との戦いでも回想が合間に入るため、流れが切れてしまってもったいなかったです。

 アクションシーンは面白く見れただけに、主人公にもう少し魅力があったら面白い映画だったと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/04/14 シネマート新宿

監督イ・スンム 
脚本イ・スンム 
出演チャン・ドンゴン 
ケイト・ボスワース 
ダニー・ヒューストン 
ジェフリー・ラッシュ 
トニー・コックス 
ティ・ロン 
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