映画【東京喰種 トーキョーグール【S】】感想(ネタバレ)

Tokyo Ghoul: 'S' (2019)
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●こんなお話

 気持ち悪い美食家に狙われた主人公たちが戦う話。

●感想

 今作の魅力は何といっても松田翔太さんの怪演で気持ち悪さ全開で画面に映っている間は終始ニコニコしながら見てました。冒頭からモデルさんの目玉を食べるという描写に始まり、原作を未読なので何かよくわからないことを言いながら体をくねくねさせて絶頂を迎えるという仕草がこのキャラクターの背景などを知らずとも楽しいキャラクターでした。

 カタキ役が魅力的な分、主人公の存在が薄くなってしまっているのが残念でした。主人公より彼と一緒に働いている山本舞香さんがさすがのアクションをクライマックスでも見せてくれてそれも楽しかったです。

 ただクライマックスの感動ポイントを主人公たちではなく、主人公の知り合いカップルが死にそうになって、その別れ的なところに回想とかで感動的に演出されていたりとこれとかはどういう気持ちで見ればいいのかわからない比重の重さでした。彼らと繋がるきっかけも高架下で殴られているところを見つける、という描写も古臭すぎる描写に見えました。

 それにアクションシーンもCGを多用していましたが、似たようなものばかりで映画の中で食傷ぎみになっていってしまってアクションものとして退屈な1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/05/28 Blu-ray

監督川崎拓也 
平牧和彦 
脚本御笠ノ忠次 
原作石田スイ
出演窪田正孝 
山本舞香 
鈴木伸之 
小笠原海 
白石隼也 
木竜麻生 
森七菜 
桜田ひより 
村井國夫 
知英 
マギー 
ダンカン 
栁俊太郎 
坂東巳之助 
松田翔太 
新田真剣佑 
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