●こんなお話
フィレンツェに逃亡したレクター博士と彼に恨みを持つ大富豪とクラリスの三つ巴の戦いみたいな話。
●感想
麻薬の売人を捕まえる捜査をしている主人公が銃撃戦になっちゃって死者が出たことにより責任を取らされる。
一方、イタリアで過ごすレクター博士に対してイタリアの刑事がレクター博士に懸賞金が出ていることを知って証拠の指紋を取ろうとしてスリみたいな青年を使って返り討ちに遭ったりしつつも懸賞金がかかっている犯罪者だと確信して悪そうな手下を使うけど刑事自身が捕まって殺されてしまう。
レクター博士に恨みを持つ大富豪が独自のコネクションでレクター博士を捕まえようとしつつ、レクター博士はアメリカにやってきて主人公に対して酷い扱いをする司法省の人間も捕まえ主人公も捕まえお手製の料理をふるまったり、大富豪に捕まるけど簡単に脱出して大富豪も人食いブタがいる場所に突き落とされて大変だったり。
レクター博士に手錠をかける主人公だったけど博士は主人公の手を切り落とそうとするけれど…という。
イタリアの映像は格式高い感じに仕上がっていて建築物や自然の風景は見てるだけでウットリしてしまいます。
ただお話の方はなかなか進まない印象であり主人公と関係のないイタリアでの出来事が多くて話がどこに向かっているのかわかりにくい展開だったと思います。
レクター博士に恨みを持つ大富豪がレクターのお世話をしていた看護師からレクターの骨折のレントゲンをもらう所から始まりますが、この手がかりからしていきなりすぎて戸惑ってしまったり。レクター博士の殺人ショーとしてもそれほどのインパクトはなく。
レクターに恨みを持つ大富豪の手下との戦いになったりしていきますが、ここら辺も大富豪の変質っぷりがあまり伝わらず。ただヴィジュアルがインパクト強いくらいで面白いと思えるキャラクターではなかったのが残念でした。
ただただ主人公が職場で辛い思いをしているのを思いやるレクター博士を見ている映画でした。
☆☆
鑑賞日:2014/09/16 DVD 2023/06/11 NETFLIX
監督 | リドリー・スコット |
---|---|
脚本 | デイヴィッド・マメット |
スティーヴン・ザイリアン | |
原案 | トマス・ハリス |
出演 | アンソニー・ホプキンス |
---|---|
ジュリアン・ムーア | |
レイ・リオッタ | |
フランキー・フェイゾン | |
ジャンカルロ・ジャンニーニ |