映画【黄金を抱いて翔べ】感想(ネタバレ)

Ôgon o daite tobe
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●こんなお話

 金塊強奪計画を行う人たちの話。

●感想

 金塊を強奪しようとする男たちの話ですが、そこに至るまでの準備と強奪しようとするまでにいろんな立場の人たちから襲われるという流れが物語の結構長い時間描かれます。

 計画の準備と襲撃されるということが物語の流れが突然だし急だしでエピソードが雪だるま式に盛り上がる流れではなく、串団子式に1個1個が途切れてしまっているので計画準備が長いことがプラスされてフラストレーションがたまりました。

 そして1番の問題は肝心の銀行襲撃が無茶苦茶で、あれだけ計画してたのに本番は勢いで突っ走るというものでがっかりでした。
 ダイナマイトを奪おうとするシーンが入りますが、このとき自分たちの乗った車を横転させてトラックの進行を阻止しますが。何故、横転させる必要があったのか? 普通に目の前に立ち塞がるだけではだめなのか。
 守衛たちをぶん殴ってく強行突破だし、爆弾のスイッチをうっかり押してしまうというギャグもあんまり笑えないし。
 金庫をノミとハンマーで突破しようとする。金庫破りのプロはいなかったのか? そもそもこの主人公たちは何者なのかってのが描かれないのが乗り切れない要因の1つでした。
 トラック運転手やニートが金塊強奪する気になったのか? よくわからなかったです。強盗中も喋りまくって緊迫感がない。てことは慣れてるってことなのかなぁという風に見てました。

 ジイちゃんと幸田の関係がわかったりする意外性も用意されていますが、そこでもエモーションは動かされなかったです。

 中村ゆりさんが美人だったので、そこだけにフォーカスを当ててみる映画で残念でした。 

☆☆☆

鑑賞日:2012/11/03 TOHOシネマズ南大沢

監督井筒和幸 
脚本吉田康弘 
井筒和幸 
原作高村薫 
出演妻夫木聡 
浅野忠信 
桐谷健太 
溝端淳平 
チャンミン(東方神起) 
西田敏行 
青木崇高 
中村ゆり 
田口トモロヲ 
鶴見辰吾 
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