●こんなお話
バットマンVSジョーカーの話。
●感想
犯罪都市の映し方がかっこよくて、昼間のビルや夜景とか見ているだけでうっとりしていしまう撮影でした。それでいて混沌の使者のジョーカーの目的がわかりにくいのも魅力的なキャラクターとして抜群でした。
バットマンが正体を現さないと毎日市民を殺害したり、大金を燃やしたり、よくある展開っちゃ展開ですが、わざと捕まって…という流れも楽しかったです。
バットマンもジョーカーと対決するために個人情報を監視するという無茶苦茶な過程をやったりと常に自分を上回るジョーカーの動きに対してリアクションすることしかできず、ジョーカーの添え物みたいになってることしかできないのがこの映画の主人公がかすんでしまうカタキ役でした。見せ場は香港へ乗り込んで犯罪者を誘拐するくらいしかなかったです。
ただやっぱりアクションシーンの撮り方でケレン味とか決め絵みたいなものはなく、淡々と殴りあったり銃撃戦したりとアクション映画として盛り上がりに欠けました。冒頭のスケアクロウと偽バットマンとバットマンのアクションから見にくかったり、ペントハウスで初めてジョーカーと直接対決するところとか、普通に殴りあうだけで、しかもヒロインをジョーカーが屋上から落とした後、普通にあの場から歩いて帰ったのかな? とか気になったり、ジョーカーとの決着もふわっと終わっていて直接的な描写を映さないのがカタルシスが少なめの映画になってしまっていると思いました。それにトゥーフェイスの個人的復讐もクライマックスの対ジョーカー戦とは別のところの動きなので、結構退屈に感じてしまうところもありました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2008/12/24 DVD 2020/04/18 NETFLIX
リンク
監督 | クリストファー・ノーラン |
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脚本 | ジョナサン・ノーラン |
クリストファー・ノーラン |
出演 | クリスチャン・ベール |
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ゲイリー・オールドマン | |
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