映画【映画 妖怪人間ベム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 「早く人間になりたい」と願いながら戦う妖怪人間たちの話。

●感想

 人間のために命をかけて救っても、人間たちに「化け物だあ!」と怖がられ攻撃される主人公たち。何回も引っ越しを繰り返して哀しい生活をしているのだとわかります。

 引っ越し先で出会った少女の母親が、1度死んでるはずなのに左手がブリーン! と変形して攻撃してくるっつう恐ろしい生き物。そのアクションシーンは迫力あってよかったです。3対1のアクション。ってか、ここが1番迫力あるアクションシーンだったと思います。

 話のスジが、この少女のために動く悲しい母親と父親。そのために動く主人公たちと製薬会社の陰謀だと思いますが。この母親と少女とその父親の引っ張る力が凄く弱くて退屈を感じてしまいました。運動会で頑張ろうとけなげな少女のために妖怪人間や刑事さんたちが、母親を説得したりしますが。正直、どうでもよかったです。むしろ、製薬会社の社長が言っていた「誰かを救うためには誰かが犠牲にならなければならない」という台詞は考えさせるものでよかったです。

 クライマックスの触手とのバトルも相手がアレだけに盛り上がらなかったです。もっと憎むべきものを相手にしたほうが感情を込められてよかったと思いました。それに、妖怪人間たちの迫害も薄れてしまって。結構、幸せに生きているように見えてしまってマイノリティの哀しみも全く感じることができず残念でした。

 それに、冒頭のバスジャックが必要だったのかと疑問に思います。ただアクションシーンを描くだけだったのか? 主人公たちが迫害されるってのは、その後のシーンでもいくつもあるのであまり意味がなかったと思いました。

鑑賞日:2012/12/17 試写会

監督狩山俊輔 
脚本西田征史 
原作アサツー ディ・ケイ 
出演亀梨和也 
杏 
鈴木福 
柄本明 
石橋杏奈 
永岡佑 
杉咲花 
堀ちえみ 
広田レオナ 
あがた森魚 
北村一輝 
中村橋之助 
筒井道隆 
観月ありさ 
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