●こんなお話
CTU時代の拷問とかの捜査が問題視されてたジャック・バウアーのもとにFBIから捜査協力求められてFBI行ってみたら、かつての部下のトニー・アルメイダがテロに関わってるので捜査していく話。
●感想
ジャック・バウアーが上院の公聴会で過去のCTUにおける尋問手法を追及されている場面から始まる。拷問の是非を問われる中、FBI捜査官ルネ・ウォーカーが現れ、公聴会を中断させる。インフラ防護システム設計者マイケル・レイサムが誘拐され、国家インフラを遠隔操作できる装置が悪用されているため、ジャックの協力が必要だと告げられる。
FBI本部に移送されたジャックは、死んだとされていたトニー・アルメイダがテロ組織側にいると知らされる。ジャックは現場に出向きトニーを確保するが、トニーは潜入捜査中であり、背後にいる黒幕を追っていると判明する。ジャックはFBIの監視下でトニーと接触し、捜査を継続する。
一方、大統領アリソン・テイラーはアフリカのサンガラ問題を抱えており、反政府勢力のイケ・デュバクから米軍撤退を要求される。要求を拒否した場合、アメリカ国内で攻撃を行うと脅迫される。直後にJFK空港の航空管制システムがハッキングされ、空中衝突事故が発生する。国家インフラが掌握される危機が現実となる。
ジャックたちはデュバクの拠点を特定し突入するが、デュバクは逃走する。さらにホワイトハウス内部に協力者がいることが判明し、デュバクの部隊はホワイトハウスを急襲する。銃撃戦の末、大統領は地下壕へ避難するが、ビル・ブキャナンが爆発物を抱えて自爆し、襲撃を阻止する。
事件は収束せず、民間軍事会社スタークウッド社がプリオン兵器を保有し、アメリカ国内都市への拡散を計画していることが明らかになる。ジャックとトニーは港湾施設に潜入し、兵器輸送を阻止するため戦闘を行う。プリオン装置は確保されるが、スタークウッド社の背後に国際的な黒幕アラン・ウィルソンが存在すると判明する。
トニーはかつて妻ミシェルを殺された復讐のため、ウィルソンに近づいていたことが明かされる。ジャックは化学兵器に曝露し、余命がわずかであると診断される。それでも任務を続行し、トニーに捕まってしまい、トニーはウィルソンとの接触現場へ向かう。そこにFBIが突入する。ウィルソンは逮捕され、トニーも拘束される。
24時間が終わる頃、ジャックは衰弱しながらも任務を完遂する。病院へ搬送され、死を受け入れる姿勢を見せるが、娘キムが治療法を探すと訴え続ける場面で物語はおしまい。
本作は、テロ事件の連鎖と政治ドラマが複雑に絡み合い、シリーズの中でも特に密度の高いシーズンだと感じました。公聴会という静かな導入から始まりながら、すぐに国家規模のサイバーテロへと拡大していく展開は非常に引き込まれます。
ホワイトハウス襲撃や航空管制ハッキング、バイオ兵器という多層的な危機が次々に発生し、緊張感が持続します。リアルタイム進行の形式が効果的に機能し、一つの問題が解決した直後に次の危機が押し寄せる構造は圧巻でした。
また、大統領一家の物語も丁寧に描かれ、国家の重責と家族の問題が交差する点が印象的です。ジャックとFBIの対立構造も見応えがあり、法と結果のどちらを優先するかという問いが繰り返し提示されます。
トニーの復讐劇は物語に別の緊張軸を与え、最終局面での対峙はシリーズらしい重みを持っていました。終盤の静かな時間は、それまでの怒涛の展開を受け止める余白として機能していたと感じます。シリーズの醍醐味が凝縮されたシーズンであり、見応え十分の内容でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2014/12/02 NETFLIX 2026/02/16 Amazonプライム・ビデオ
| 製作総指揮 | ジョエル・サーノウ |
|---|---|
| ロバート・コクラン |
| 出演 | キーファー・サザーランド |
|---|


