映画【ビリーブ 未来への大逆転】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 男女平等裁判に挑んだ女性弁護士の話。

●感想

 実在の弁護士を描いた作品で非常に真面目に作られている映画でした。当時や現代にも続く男女平等の困難な社会問題に挑む主人公とその仲間たちを知ることができて勉強になりました。男性は外で仕事、女性は家で家事育児。という概念が当たり前の世界で、その常識を打ち破ろうという姿を丹念に描いていました。

 主人公がハーバード大学に入学したところから始まり、そこからもう全員男性で居心地の悪さがあって、教授たちも当然と差別をしてきてそこから戦いが始まる。夫の闘病や夫のために授業を出て、夫について行ってニューヨークへ行って弁護士にはなれず、教授として働いているけど。あるとき、男性が親の介護をしているけど。男性のため介護費用の免除が受けられなかったので、その裁判をするために動き始める。

 ただ真面目で真摯に主人公のことを描いていると思いますが、クライマックスの裁判などはこれといったピンチもなく、それまで結構長いこと描いていたカタキ役の判事たちも主人公の感動的なスピーチであっけなく判決が決まったりとエンタメ映画としてはあっさりしていてスリリングさがなく淡々とした映画でした。

 とはいえ、主人公のキンズバーグさんは立派な人なんだと知ることができる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/04/13 WOWOW

監督ミミ・レダー 
脚本ダニエル・スティエプルマン 
出演フェリシティ・ジョーンズ 
アーミー・ハマー 
ジャスティン・セロー 
キャシー・ベイツ 
サム・ウォーターストン 
スティーヴン・ルート 
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