●こんなお話
脳性麻痺の主人公が過保護な母親や漫画のゴーストライターに嫌気がさして、冒険に出る話。
●感想
主人公の佳山明さんの魅力が全開で、可愛らしい声が独特で冒頭の母親に風呂に入れられるところから気合の入ったお芝居を見せてくれて素晴らしかったです。ドキュメンタリーのような側面もあってリアリティが余計にこちら側に浴びせられる映画でした。
束縛したい母親の気持ちもわかるし、母親から逃れたい主人公の気持ちも両方わかる中、漫画を売り込んだ先の編集者の発言きっかけで外の世界に飛び出す。そこで出会う人たちも魅力的なキャラクターがいっぱいで、男娼やその帰り道に出会う障害者向けの性風俗の女性や介護士の男性と出会ってさらに外の世界に出ていく。
単純に車いすで移動するという物理的な大変さが伝わってきて、バレないように脱出するとかのアクションとしても楽しいし、外の世界に出て冒険に出てもまれて、成長していくというロードムービーの王道の展開で楽しい映画でした。
ただクライマックスで海外に行って尋ね人に会いに行くというところとか、介護士の男性も同行してますが。この経費はどうしたのだろうか? とか気になることが多かったです。国内の設定でもよかったのではないかと感じてしまう設定でした。それにゴーストライターをしている設定も人気者の漫画家でありユーチューバーの友達とかも途中でいなくなってしまって、もう少しそこら辺の関係がどうなったのか見たかったです。
人間のコミュニケーションについて面白く見ることができた映画でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2020/06/10 NETFLIX
リンク
監督 | HIKARI |
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脚本 | HIKARI |
出演 | 佳山明 |
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神野三鈴 | |
大東駿介 | |
渡辺真起子 | |
熊篠慶彦 | |
萩原みのり | |
芋生悠 | |
渋川清彦 | |
奥野瑛太 | |
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