映画【11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち】感想

☆☆☆

●こんなお話

 三島由紀夫が自決に至るまでの日を描いた話。

●感想

 序盤は民兵組織の楯の会を結成するまでが描かれていて、三島のもとに若い学生が集まってきて、自衛隊に1ヶ月体験入隊するなどが描かれていきます。
 ここで重要なのが三島とともに自決する森田必勝という若者ですが、彼が三島に対してどのように思っていたのかがあまり描かれず。最初、参加するのは自らの意思でなかったはずなのに気づいたら三島を1番慕っている人物に変わっていたのが残念でした。この森田という人物が三島を決起させる重要なキャラクターなので、三島と森田という関係性を描いてもらいたかったです。その森田という人物を演じた役者さんの表情はすばらしくて、三島を信奉する姿はすごかったです。

 楯の会は、今の自衛隊ではいかんと憲法改正させようと国際反戦デー闘争で自衛隊が治安出動してそこで決起して憲法改正の流れを作ろうとしますが。ここもボクみたいな何もわからない人にとっては、何故そこで決起すれば憲法改正になるのかがよくわからなかったです。警察力で対応されたら困ってしまうとかがよくわかりませんでした。

 そしていよいよクーデターを起こそうと自衛隊の総監を人質に有名な演説を始めます。しかし三島の演説むなしく、誰も聞いていない状況は見ていると哀れに感じてしまいました。「お前ら聞け!」と叫ぶ姿が悲しいです。
 最後の切腹シーン。「うおー!」という気合とともに目玉が飛び出さんがくらいの表情で切腹をする主人公の気合たるや見ているこっちも腹筋に力を入れないと見ていられないシーンでした。

 見終わって、三島由紀夫の行動が正しいのか間違っているのかとかはよくわかりませんが。日本を憂いて、このような人物がいたんだと勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/06/17 テアトル新宿

監督若松孝二 
脚本掛川正幸 
若松孝二 
出演井浦新 
満島真之介 
岩間天嗣 
永岡佑 
鈴之助 
渋川清彦 
大西信満 
地曵豪 
タモト清嵐 
寺島しのぶ 
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