映画【野獣暁に死す】感想(ネタバレ)

Today We Kill, Tomorrow We Die
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●こんなお話

 冤罪で5年刑務所にいた主人公が自分を刑務所に入れて妻を殺したカタキ役を追いかける話。

●感想

 90分の短さに主人公の出所、仲間集め、カタキ役の紹介、対決とサクサクと進んでいきます。全部が娯楽映画の王道、基本のような展開で楽しかったです。そしてなんといっても日本人として嬉しいのがカタキ役として仲代達矢さんが出てきて、それも結構な割合で出ていて嬉しい気持ちになれるのが1番の映画でした。

 ただ話がダイジェスト感いっぱいで、主人公が出所して仲間を集めるために大金を持っていきますが、そのお金がどこから出て何のお金なのかとか一切わからず、仲間集めもこういう映画では1番楽しいシーンだと思いますが、仲間たちの個性もほとんどなくて見分けがつかないまま進んでいっちゃいました。クライマックスの森での戦いも敵を1人また1人とやっつけていきますが、気づいたら仲代達矢さん1人になっているかのような見せ方で全く盛り上がらないクライマックスでした。

そして仲代達矢さんが登場するたびに中国の京劇で流れるようなオリエンタルな音楽が流れるのが楽しかったです。なぜかマチェーテを日本刀のように扱うのとかもよかったです。

 90分楽しめるエンタメ映画だったと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2020/05/15 DVD

監督トニーノ・チェルヴィ 
脚色トニーノ・チェルヴィ 
ダリオ・アルジェント 
原作ダリオ・アルジェント 
出演モンゴメリー・フォード 
仲代達矢 
ウィリアム・バーガー 
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