映画【ブラックブック】感想(ネタバレ)

zwartboek
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●こんなお話

 ナチス占領下のオランダで敵も味方も入り乱れる中、生き抜く女性の話。

●感想

 カッチリした映像に第二次大戦を舞台にした戦争映画でありラブストーリーであり犯人探しのサスペンスありで140分越えの長い映画ですが、次から次に展開していく構成で飽きずにハラハラドキドキしながら楽しめる作品でした。

 ナチスが悪者、連合軍が善人というステレオタイプなキャラクターでもなく。戦争という異常事態の人間が見ることができる作品で、これでもかと映像としてイヤな部分を見せてくれます。

 主人公は目の前で家族を銃殺されて何とか生き延びて、レジスタンスに参加して、ナチスの将校に近づいて盗聴をしたり。レジスタンスの仲間が捕まったので、救出作戦をするけど、情報が筒抜けで…。後半は戦勝国になって立場が逆転した人たちの狂気から逃れながらの裏切り者との戦いになっていく。

 エンタメとしてよくできていて謎解きの面白さで引っ張ってくれる娯楽作品でした。

 ただインスリンを打たれて、ふらふらになったらチョコレートを食べて復活するというのとか笑いそうになってしまいました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/06/16 NETFLIX

監督ポール・バーホーベン 
脚本ジェラルド・ソエトマン 
ポール・バーホーベン 
原案ジェラルド・ソエトマン
出演カリス・ファン・ハウテン 
ゼバスチャン・コッホ 
トム・ホフマン 
ハリナ・ライン 
ワルデマー・コブス 
デレク・デ・リント 
クリスチャン・ベルケル 
ドルフ・デ・フリース 
ピーター・ブロック 

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