映画【ゾンビの中心で、愛をさけぶ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ゾンビだらけの世界になって夫婦が籠城する話。

●感想

 主人公夫婦の朝の日常、顔を合わせることなく話も冷たい感じなのが伝わってきます。ある日、地震みたいなのが起こったと思って外に出たらビルに飛行機が突っ込んでいたり、人が噛んでくるのを目撃して夫婦で部屋に籠城する。

 食料を確保するために同じマンションの空き部屋から盗みを働いていろいろ持ってきて、覚せい剤やらいろんなドラッグをやってることが判明して夫婦で楽しんだり。室内で体を動かしたりのモンタージュ。

 そしたら別の場所に隠れていた同じマンションの夫婦が避難してくる。旦那さんは歓迎していろいろあげたりするけど、奥さんは不満げ。そして隣人をただで居候させるわけにいかずこき使い始めて、隣人さんたちも不満をためていって殺そうと考える。奥さんもその気配を察知してケーキに覚せい剤を混ぜたらうっかり殺してしまう。

 さらに日常を過ごすと、救助隊が来たと思ったら男性3人組の強盗で奥さんをレイプしようとして奥さんと旦那さんが逆襲して男3人を殺害。それをきっかけに武装して外に出ようとするけど、また部屋に戻ってきてしまう。その時に奥さんがゾンビに噛まれていて、しだいに飢えを感じるのを自覚して部屋を出ていこうとしたりするけれど、奥さんに自分の血を飲ませてその場をしのいで救助隊を待とうとする旦那さん。ある日、起きると奥さんの置手紙があって子供部屋にいるゾンビ化した奥さん。そして救助隊がやってくると夫婦ともにゾンビ化していて…。

 ゾンビ映画というモチーフですが、倦怠期の夫婦が家族の良さを再確認していくというもので、会話劇室内劇として90分楽しめましたが、そういうのに興味やとっかかりがないと結構きついのかなと思います。

 隣人さんがやってきてなかなか出ていけと言えなかったり出ていこうとしないというのとかは文化の違いなのかよくわからない描写でした。それにゾンビとの戦いとかが一切ないのとかもすこしサービスや見せ場としては欲しかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2022/07/27 Amazonプライム・ビデオ

監督アントニオ・トゥーブレン 
脚本アントニオ・トゥーブレン 
出演ゾーイ・タッパー 
エド・スペリーアス 
アントニア・キャンベル=ヒューズ 
ヤン・ベイヴート 
ルーカス・ラフラン 
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