映画【ゾッキ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ある街に住む人たちの話。

●感想

　石坂浩二さんのナレーションで始まり、1人の女性が起きてきて朝食を食べようとする。窓際に座る老人との会話で秘密があるのかうんぬんがあってタイトル。

　アパートで扉を開ける音がうるさい隣人に悩む青年。その隣人が自転車で旅に出る。自転車の青年は途中で似たような旅の人と出会ったり、漁港で知り合ったおじさんに誕生日パーティーに誘われて、彼らの会話の中に入る。そこに来た男から今でも愛していると町に戻ったら伝えてと頼まれる。

　別の話になって、高校で知り合った男性2人の話。1人の男子高校生が親友となって、その親友から姉が美人らしいと好きになってしまったと思いが抑え切れなれなくなる。けれども姉がいると言っていた高校生には実は姉がいなくて偽装工作。卒業してその親友の失恋話を聞いたり、結婚することになってその相手が中学生時代の憧れの女性だった。

　別の話。父と息子。遊園地に行きたいと懇願する息子、けど父親は「楽しそうな場所に行ってもつまらない」と断る。父親は何かのカギを探していて見つける。息子と一緒に深夜の高校に忍び込んで、父親はかつて所属していたボクシング部の部室に入ってサンドバッグを盗む。すると夜の教室からマネキンが落ちてきて幽霊的に襲っきたりうんぬんかんぬん。

　レンタルビデオ店でバイトする男性がいて、お気に入りのAVの女優がお店に来たのかどうかとかあったり。

　エンドクレジットでそんなにたくさんエピソードがあったのかというエピソード数でどれがどの話だったのかとわからない構成で、それぞれの小さい話が次に繋がっていく気持ちよさとかあまりなく。単純に1つ1つのエピソードが面白く感じられないのが問題で興味が次第に持てなくなっていく短編集でした。

☆☆

鑑賞日:2022/04/12　WOWOW