映画【新座頭市 破れ! 唐人剣】感想(ネタバレ):座頭市と片腕ドラゴンの燃える対決!言葉が通じないからこそのコント要素も楽しい時代劇

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●こんなお話

 大陸の剣士と戦う座頭市の話。

●感想

 大名行列の前に突然現れた子どもが斬られそうになるシーンから始まる。そこからその場にいた全員がジェノサイドの犠牲となり、罪を片腕のドラゴンが濡れ衣で着せられてしまう。一方で、座頭市は殺されかけた子どもと出会い、共に旅をすることになる。旅の途中で座頭市と片腕ドラゴンが出会い、ここから日本語と中国語の言葉がかみ合わず、まるでコントのようなやり取りが続く。

 物語はいつものように悪い任侠一家が登場し、座頭市の世話になった人たちが殺されることで彼の怒りが爆発。片腕ドラゴンを匿っていたお坊さんが裏切り、さらに片腕ドラゴンの親友も裏切る展開に。これで2人は再び激怒し、大暴れする。特に座頭市は「聞こえねえ耳はいらねえな」と言い放ち、相手の耳を切断するというドSな一面も見せてきます。

 そして、誤解を解けぬまま座頭市と片腕ドラゴンの対決が始まる。かなり長い時間をかけたこの戦いは見ごたえのある燃える殺陣が展開される。個人的には片腕ドラゴンが使うあの中途半端な刀がなぜ選ばれたのか不思議に思いながら観ていました。

 最終的に2人が心を通わせるのは戦いが終わってから。かっこいい二人の姿に惹き込まれ、座頭市の背中に漂う悲しげな雰囲気が印象に残る、そんな作品でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/08/25 DVD

監督安田公義 
脚本安田公義 
山田隆之 
原作子母沢寛 
出演勝新太郎 
王羽 
浜木綿子 
寺田路恵 
南原宏治 
安部徹 
佐々木孝丸 
花澤徳衛 
三波伸介 
伊東四朗 
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