映画【ゆるせない、逢いたい】感想(ネタバレ)

yuru-ai
スポンサーリンク

●こんなお話

 父親が亡くなり、弁護士の母親と2人暮らしの女子高生。陸上部に打ち込んでいる。両親を亡くして1人で働く男の子と出会い、親しくなって好意を持つけどもケータイが壊れてしまい連絡が途絶えて、久しぶりに男の子と会ったら、レイプされてしまって……な話。

●感想

 デートレイプというモチーフは見たことなくて、主人公たちが出会ってデートして仲良くなっていくけど上手くいかなくて、久しぶりに会ったらレイプされる。 
 そこで今までの生活が壊れてしまう。ヘヴィーな内容だけど映像が綺麗なのと田園の音だったり川のせせらぎだったり音が印象的に使われて美しかったです。

 けれども110分と長い時間ですが、レイプされて傷ついてからの展開が。警察のセカンドレイプのような取り調べだったり、加害者側の代理人の接触だったり、陸上部を辞めるくだりだったり。それが描かれて、主人公がゆるせないから逢いたいという気持ちになるのが見ててわからなかったです。
 友だちと会って元気が出て「逢いたい!」という気持ちに変化したのが何だったのか? 

 それでいて被害者と加害者が対面して、お互いの気持ちをぶちまけあうということを本当にするのかな? と実在にあるシステムだとしても、どうしてその気持ちになったのかを深く描かないと唐突で戸惑いました。

 デートレイプというモチーフの社会派ドラマなのか、高校生の青春ドラマ、ラブストーリーなのか。どれに対しても中途半端な印象の映画で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/04/15 DVD

監督金井純一 
脚本金井純一 
出演吉倉あおい 
柳楽優弥 
新木優子 
原扶貴子 
中野圭 
ダンカン 
朝加真由美 
タイトルとURLをコピーしました