映画【夜叉】感想

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●こんなお話

 今は漁師、昔は大阪ミナミで「夜叉」と言われた極道だった健さんが港町にヤクザがやってきて揉め事を起こすので夜叉に戻るのか戻らないのかの話。

●感想

 日本海の荒波に雪が舞って、そこでの赤ちょうちんに集まる漁師たちとネオンが光り輝く大阪の街という対比が両方ともTHE昭和のイメージ! という映像にそこにこれまたTHE高倉健さんなイメージ通りの高倉健さんが主人公でそれだけでおなか一杯の映画でした。

 高倉健さんはいつも通りの健さん役でかっこいいのは当然として、この映画のMVPはやっぱりどこからかやってきて飲み屋を港町で開く田中裕子さんで魔性っぷりが最高でした。

 お話はもう漁師として頑張ってる健さんといしだあゆみさん夫婦がいて、田中邦衛さんなどの量詞仲間と仕事をしているけれど。ある日、田中裕子さんが子どもと一緒にお店を開いて、そこにヒモでありヤクザのビートたけしさんがやってきて、漁師仲間たちに栄養剤と称して覚せい剤を売り始めるので。元ヤクザの健さんがやめるように言うけれど、当然揉め事になって…という。

 覚せい剤を捨てられてキレたビートたけしさんが田中裕子さんを包丁を持って追いかけまわすシーンはこの映画の1番の見どころのシーンだと思いました。めちゃ怖いです。

 ただ主人公の健さんはいつも通り基本黙ったままのお芝居が続いて、映像としてはかっこいいですがお話としては盛り上がりに欠けて冗長に感じました。極道時代の回想とかもハットをかぶって銃を撃つのとかはめちゃくちゃかっこいいですが、警備員姿で日本刀で戦う健さんを微妙な気持ちで見つめていました。妹が覚せい剤で死んでしまうエピソードとかもあっさりで描き込みをもっと掘り下げてもいいのではないかと感じてしまうエピソードでした。

 田中裕子さんといしだあゆみさんの女性陣の立ち位置も見どころで、いしだあゆみさんが旦那がもとに戻ってしまうのかと落ち込み、最後に帰宅してきた健さんを迎える笑顔とか素敵でした。

 そして雪の中、立ってるだけでかっこいい健さんを愛でる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/01/21 DVD 2021/04/12 U-NEXT

監督降旗康男 
脚本中村努
出演高倉健 
いしだあゆみ 
乙羽信子 
田中裕子 
ビートたけし 
田中邦衛 
あき竹城 
奈良岡朋子 
小林稔侍 
大滝秀治 
檀ふみ 
寺田農 
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