映画【ワイルド・シティ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 元刑事とその弟が泥酔したヒロインを救ったら、彼女が台湾から来た殺し屋たちに狙われていることを知って大金を巡って争う話。 

●感想

 主人公は元刑事でバーを経営していて、めちゃ真面目な性格。義弟はお調子者で女好きの軽い男のタクシー運転手。主人公兄弟はめちゃ仲がいい。そこにバーで泥酔したヒロインが主人公兄弟の前に現れて、謎の男たちに襲撃されてそれきっかけに事件に巻き込まれていくという。 

 香港映画らしい勢いで突き進む映画でそこに兄弟の絆の深さもこってりと描いて熱かったです。カーチェイスあり銃撃戦ありで、更に敵の攻撃も荒くて通行人は轢き殺すわナイフで荒々しく刺してきたり仕事が荒くて荒くて凄い人たちでした。 

 ただ話の方も荒すぎて、主人公たちと対立するヤクザたちも彼らを雇う側と雇われる台湾ヤクザ側2つのグループの利害関係があって、そのどちらとも戦うことになって思惑がややこしいし。警察の目的なんかも加わって結局何で戦っているのか登場人物の交通整理が上手くできていないのではないかと思ってしまう交錯っぷりでした。アクションシーンもこれといった斬新さはなく数ある香港アクションの中では埋もれてしまうアクションだったと思いました。 

 とはいえ、100分間退屈せずに見られるエンタメ映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/09/22 DVD

監督リンゴ・ラム 
脚本リンゴ・ラム 
出演ルイス・クー 
ショーン・ユー 
チャン・シャオチュアン 
トン・リーヤー 
カオ・ジエ 
マイケル・ツェー 
サイモン・ヤム 

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