●こんなお話
暴力を受けて記憶障害やPTSDの主人公が自作の人形劇で再生していく話。
●感想
冒頭の第二次大戦からよく見ると出てくるキャラクターが不思議な感覚で見ていると…。というツカミがバッチリで本物の役者さんと人形劇がシームレスに並行して描かれるという映像表現はさすがのロバート・ゼメキス監督作品で面白かったです。
ただ映像表現としては面白かったですが、1本の映画としては話に抑揚がなく、人形劇の方で派手なアクションがあったり主人公の幻聴幻覚で盛り上がる部分がありましたが。主人公の近くにいる人たちをモデルにした人形劇とのリンクがイマイチで人形劇自体が主人公のインサイドヘッドものとしてナチスと戦う女性たちというのが単純にあまり面白く感じられなかったり、法廷劇としてもカタルシスが少なかったりで全体的に退屈な時間が続きました。
ハリウッドのメジャー映画で監督の好みが全開のカルト映画を作ってしまうのは凄いですが、映画のメイキングのほうが面白そうに感じてしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2019/08/07 TOHOシネマズシャンテ
リンク
監督 | ロバート・ゼメキス |
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脚本 | ロバート・ゼメキス |
出演 | スティーヴ・カレル |
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ダイアン・クルーガー |
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