映画【戦火の馬】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 めちゃ賢い馬が第一次世界大戦に翻弄される話。

●感想

 広大な自然の中を駆ける馬の映像は観ていて気持ちのいいもので素晴らしかったです。馬のことを知らなくても、馬の筋肉だったりの躍動感が伝わってきて感動しました。特にクライマックスの戦場を駆ける馬の映像は、カタルシスを得られる素晴らしい映像でした。それに、馬のお芝居も素晴らしくて主人公である持ち主の青年とのやりとりなんかでバッチリ感情移入できるお芝居をしていてすごかったです。アニマルトレーナーさんの仕事っぷりが堪能できました。
 それに爆発の中を駆け抜ける馬たちだったり、機関銃の中をすり抜ける馬たちだったり、戦場のシーンのスタントとかも撮影方法が気になる迫力の戦場でした。

 物語は、開始45分ほどまでが青年と馬が出会い、調教して友情を深める時間が長く感じてしまいました。そして戦争が起こりイギリス軍に徴発されて、そこで出会うイギリス軍の将校、ドイツ軍の兄弟、フランスの病弱な娘さん。みんなから愛されて戦場を何とか生き抜く様子。
 
 ただ、馬がめちゃくちゃ頭のいい動物だというのはわかりますが、それにしても馬の擬人化がすごくて、ライバルの馬と一緒に行動しますが、まるで会話をしているような演出があったり。仲間の身代わりになったり。ものすごい知能の持ち主となっていて笑いそうになってしまいました。

 戦場でイギリス軍とドイツ軍が馬を助けるために銃をしまってお互い協力したりと騎士道精神の持ち主達で驚きで、当時にこのような考えが残っていたのか知りたくなりました。

 そして、ちょっと偶然感いっぱいで物語は落ちるところに落ちますが。美しい夕焼けの映像で、全て許しちゃうような映画になっていたと思います。

☆☆☆

鑑賞日: 2012/03/03 イオンシネマ多摩センター  2020/03/19 WOWOW

監督スティーヴン・スピルバーグ 
脚本リー・ホール 
リチャード・カーティス 
原作マイケル・モーパーゴ 
出演ジェレミー・アーヴァイン 
エミリー・ワトソン 
デヴィッド・シューリス 
ピーター・ミュラン 
ニエル・アレストリュプ 
トム・ヒドルストン 
パトリック・ケネディ 
デヴィッド・クロス 
ベネディクト・カンバーバッチ 
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