映画【ローマに消えた男】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 支持率が低下している野党の党首が元カノのもとに疾走してしまって、困った秘書が彼の双子を影武者として身分を偽らせたら、これがうまいことハマって支持率が急上昇するのと逃避行する政治家はそっちはそっちで上手いこと行く話。

●感想

 入れ違いものの面白さというものの一定の基準はクリアしている映画で、入れ替わったことによるハラハラドキドキや政治の素人が聴衆を魅了していくのは見てて面白いです。今の生活を投げ出して元カノのもとへとやってきた政治家は政治家で元カノの旦那さんが有名な映画監督の撮影現場を見学していく。

 政治と映画を比べている視点が面白くて、映画監督が主人公と話す台詞なんかもよかったです。政治は永遠とストーリーを作らないといけない、映画は嘘を作っていく対比。偽物に魅了されていく大衆たち。

 いつまで嘘をつき続けるのか。そして最後の最後に微笑む主人公はいったいどっちなのか。続きが気になり、ずっとこのおじいさんを見ていたいという映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/11/27 DVD

監督ロベルト・アンドー 
脚本ロベルト・アンドー 
原作ロベルト・アンドー 
出演トニ・セルヴィッロ 
ヴァレリオ・マスタンドレア 
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ 
ミケーラ・チェスコン 
アンナ・ボナイウート 

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