映画【アンダードッグ 前編】感想

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●こんなお話

 かませ犬のボクサーがバイトしながらお笑い芸人と戦ったりそのお笑い芸人がボクシング頑張ってエキシビションをやったりの前編。

●感想

 ボクシング映画の鉄板である役者さんの頑張りで見せてくれて、練習シーン、試合シーン共に迫力ある見せ場となっていてすごかったです。

 そこに主人公が3人いてそれぞれの日常が描かれていきます。主に前編では森山未來さん演じるかつては期待されたボクサーだったけれど今は全く勝てなくて風俗嬢のドライバーをやっていて、新人の風俗嬢さんを客に送り届けて、その娘さんと一緒に車で待って交流したり、その風俗嬢さんと関係を持ったり。お笑い芸人で全く受けないでこれまたうだつが上がらなず、更に父親は大物俳優で関係が上手くいてちない勝地涼さん。そして孤児院育ちで結婚して赤ちゃん誕生する予定の北村匠海さんが描かれていきます。

 一方をヒーロー、一方を悪役という描き方ではなく、それぞれに感情移入や同情させる作りになっているのが面白かったです。

 ただ、受けないお笑い芸人という設定で仕方ないことだと思いますが、勝地涼さんのハイテンションのお笑い芸人表現がいつもの勝地涼さんのハイテンションお芝居とあまり変わらず、お笑い芸人を描く部分は本当につらい時間でした。お金持ち描写もパーティーピーポーたちが自分の家で騒ぐのとかも日本映画特有の成金表現で見るに堪えない時間帯でした。

 ボクシングにそこまで詳しくない身から見るとクライマックスの主人公同士の戦いでお笑い芸人だけがなぜ周りから賞賛されるのかがわかりにくく、ドラマ版を見ていないとこの劇場版だけではわからないのかなと急に観客が味方になって盛り上がるのか。勝地涼さんだけでなく森山未來さんだって頑張っていて周りから彼だけ「ボクシングやめてしまえ」と言われるのか。と戸惑う急展開でした。風間杜夫さん演じるお父さんさんも息子に冷たいと思っていたら、簡単に試合会場に足を運んで熱くなっているのかあまりにも早すぎて何があったんだろうとこれまた高速展開な印象でした。そして無駄にエロいシーンがあるのとかもこの作品に必要なことなのかと感じてしまいました。

 とはいえ鬱屈とした日常があり頑張って練習して試合、というボクシング映画の面白さはある映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/06/03 キネカ大森

監督武正晴 
脚本足立紳 
原作足立紳 
出演森山未來 
北村匠海 
勝地涼 
瀧内公美 
熊谷真実 
水川あさみ 
冨手麻妙 
萩原みのり 
新津ちせ 
友近 
秋山菜津子 
芦川誠 
二ノ宮隆太郎 
上杉柊平 
清水伸 
坂田聡 
徳井優 
佐藤修 
山本博(ロバート)
松浦慎一郎 
竹原慎二 
風間杜夫 
柄本明 
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