映画【12人の優しい日本人】感想(ネタバレ)

twelve
スポンサーリンク

●こんなお話

 陪審員制度がある日本で12人の男女がある殺人事件を巡って有罪無罪を喧々諤々決めていく話。

●感想

 最初から全員無罪でいきなり決定して開始5分で物語が終わる感じですが、1人が「もっと話し合いましょう」と無罪になったことにより、無罪になったり有罪になったり。
 日本人らしく周りに流されたり「論理的」と言いつつただの頑固で意地になっていたり、自分の意見がなかったり、思考停止して何も考えなくなったり。

 12人というたくさんの人物たちのキャラクターも立っていて、名前さえないのにちゃんと描き分けられているのがすごいのと。伏線が張られそれを後半に回収していく構成はまるですごいパズルを完成させたかのような気持ちよさのある映画でした。

 ただ、ワンシチュエーションものの宿命が映像に動きがないので退屈に感じてしまう部分もありました。それに大げさにお芝居をするというまさに演劇を見ているような感覚でした。
 とはいえ、結局収めようとするのも妥協したりして議論を終えようとするのも日本人的で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2013/08/30 Hulu

監督中原俊 
脚本三谷幸喜 
東京サンシャインボーイズ 
出演塩見三省 
相島一之 
上田耕一 
二瓶鮫一 
中村まり子 
大河内浩 
梶原善 
山下容莉枝 
村松克巳 
林美智子 
豊川悦司 
加藤善博 
久保晶 
近藤芳正 
タイトルとURLをコピーしました