映画【タフ PART Ⅱ 復讐篇】感想(ネタバレ):迫力の暗殺ゲームと強烈な矢島健一が光るヤクザアクション

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●こんなお話

 殺人ゲームのビデオを奪って相手を壊滅させようとする話。

●感想

 前作で会長が亡くなり、その跡を継いだ矢島健一さん演じるヤクザたちが暗殺ゲームを続けている。主人公たちはそのゲームの記録ビデオを手に入れようと動き出す。

 ターゲットを乗せたトラックを尾行し、敵も警戒して振り切ろうとする中、3台の車で追いかけながら主人公と三原じゅん子さんはアジトへ乗り込む。そこでかつて師匠が殺されたときのビデオを見て、三原じゅん子さんが大きなショックを受けるが、ヤクザたちに気づかれて銃撃戦が勃発する。

 なんとかテープを奪い帰路につくが、主人公は一人になりたいと言い出し思い出の工房へ向かう。だがそこはヤクザたちに占拠されていて、主人公は銃撃戦を繰り返しながらナイフで腹を刺され重傷を負う。気がつくと三原じゅん子さんに救われ、ベッドで体を癒していた。

 元旦那の安岡力也さんが戻り、主人公は事情を話そうとするが気に留めず、ビデオテープを取引材料に敵地へ向かうことになる。暗殺ゲームの会場では3対3の激しい撃ち合いが繰り広げられ、最後はふらつく矢島健一さんを主人公が撃ち抜いて物語はおしまい。

 ただ、敵側の動きがわかりづらく、船で偉い人と会談したり、最後に女性を不気味に見つめるシーンなど、いまいち意味がつかみにくい場面もありました。安岡力也さん演じるガレージは序盤で退場し、その後主人公が女性の子どもの墓参りに行く流れや、師匠の工房へ戻ってヤクザたちと戦うまでの長い移動シーンなど、風景描写は印象的ですが「何をやっているのか?」と興味を持ち続けるのが難しい部分もあったり。

 それでも1作目で強く印象に残った殺人ゲームの会場がクライマックスとして描かれ、ロン毛の矢島健一さんが強烈な存在感を放つ作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2024/02/23 WOWOW

監督門奈克雄 
脚本原田眞人 
出演木村一八 
三原じゅん子 
安岡力也 
矢島健一 
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