映画【勇気ある追跡】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 父親を使用人に殺された主人公が飲んだくれの保安官と若いローン・レンジャーと一緒にリベンジの旅をする話。

●感想

 アメリカの雄大な自然が美しく、その中を遠くで主人公たちの馬が移動しているという西部劇的な面白さがあってよかったです。

 主人公の女の子が大人たちを相手に一歩もひかずに交渉したり大御所ジョン・ウェインもたじたじな子どもという構図が見どころでした。そんな少女にお酒のみで保安官だけど20人だか殺していて問題になっているジョン・ウェインとテキサスレンジャーの男のトリオがいい感じの三角形で彼らのやりとりを見ているだけでニコニコしてしまうという。そしてクライマックスで1対4のガンファイトを行うジョン・ウェインが片手に拳銃片手にライフル、口に手綱を加えて敵に突入するというのとか最高にかっこいいです。

 ただ時代的にテンポはまったりしていて、特に旅が始まるまでが長く感じて退屈に思ってしまう部分もありました。後半にカタキ役のロバート・デュバルが登場したあたりからやっと動き出す印象でした。全体的にユーモアでくるんでいる映画なので仕方ないですが、緊張感とかもあまりなく主人公が毒蛇に噛まれて急いで移動するというクライマックスものんびりとした感じを受けて感動することはなかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2021/01/15 

監督ヘンリー・ハサウェイ 
脚色マーゲリット・ロバーツ 
原作チャールズ・ポーティス 
出演ジョン・ウェイン 
グレン・キャンベル 
キム・ダービー 
ジェレミー・スレート 
ロバート・デュヴァル 
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