映画【トランスフォーマー ビースト覚醒】感想(ネタバレ):トランスフォーマー新章はゴリラ型エイリアンが熱い!シリーズ初の地球外スタートが魅力

TRANSFORMERS RISE OF THE BEASTS
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●こんなお話

 惑星を食べちゃうエイリアンが来ちゃうので、それを阻止する人類とエイリアンたちの話。

●感想

 物語の始まりは別の惑星。ゴリラのような姿をしたエイリアンが、ある重要な「キー」を持って逃走している。彼は仲間を逃すために一人で敵に立ち向かい、追ってきた敵・スカージと戦って敗れてしまうが、その間に仲間たちは宇宙船で脱出する。

 場面は変わって1994年の地球。主人公は難病の弟を支えながら就職活動を続けるが、どこからも相手にされず生活に困っている。一方で、若手の考古学者が博物館の収蔵品の中に見慣れない遺物を発見。内密に調べていたところ、遺物が壊れて空に向かってビームのようなものを放ってしまう。

 主人公はお金欲しさに悪友に誘われて高級車を盗むが、その車は勝手に動き出し、気がつけばエイリアンたちの地球集会に参加させられてしまう。そして、博物館にある「キー」を取ってこいと頼まれる。

 盗みに入った博物館で、主人公は考古学者と出会い、一緒に遺物を探そうとするが、敵エイリアンが襲来。味方のエイリアンも登場して戦闘になるが、結局キーは奪われてしまう。そこへ鳥型のエイリアンが現れて、実はもう1本キーが存在し、それを守っている場所があると語られる。

 2つ目のキーを探して遺跡に向かうが、そこは空っぽ。さらに舞台はペルーへ移り、地球人と共闘するゴリラ型エイリアンたちと出会う。仲間がやられたりしながらも、キーを再び奪われ、ついには地球を喰らおうとするボス的存在が出現。彼を阻止すべく総力戦へと突入する。

 ポータルを閉じるため、主人公たちはアイアンマン的なスーツをまとって戦い、バンブルビーも復活して大活躍。敵を倒し、ポータルに吸い込まれそうになりながらも何とか逃げ切ってハッピーエンド。

 CGアニメキャラたちが次々に戦うド派手なアクションは楽しく、テンポもよくて見やすかったです。過去作で感じたような、映像と演出がやりすぎでクラクラする感じは抑えられていて、そこは好印象でした。ただ、クライマックスはどこかで見たような展開で、真新しさには欠けた印象もあったり。

 アニメ的なトーンが強めだったのもあって、少し感情移入しづらく、主人公2人がどうして最後まで行動を共にしていたのかも納得感が薄かったです。彼らのキャラにあまり乗れなかったのは残念でした。

 善側エイリアンのリーダー・オプティマスプライムは、劇中で何度もやられたりキーを奪われたりしていて、どうにも頼りなく、かつての英雄的カリスマはあまり感じられず。シリーズの顔としては少し物足りなさが残りました。

☆☆☆

鑑賞日:2023/08/21 イオンシネマ座間

監督スティーブン・ケイブル・Jr. 
脚本ジョビー・ハロルド 
ダーネル・メタイヤー 
ジョシュ・ピーターズ 
エリック・ホーバー 
ジョン・ホーバー 
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ 
出演アンソニー・ラモス 
ドミニク・フィッシュバック 
コールマン・ドミンゴ 
ディーン・スコット・バスケス 
ルナ・ローレン・ベレス 
出演(声)ピーター・カレン 
ミシェル・ヨー 
ピーター・ディンクレイジ 
ロン・パールマン 
ピート・デヴィッドソン 
クリスト・フェルナンデス 
ジョン・ディマジオ 
MJ・ロドリゲス 
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