●こんなお話
オーストラリアを1人とラクダと犬で横断しようとする話。
●感想
荒涼とした延々と続く砂漠の風景やラクダや犬とかのお芝居がどうやって撮影しているのか気になる映画で、それを見るだけでも価値のある映画だと思いました。
延々と過酷な旅を映していて、様々な出会いと別れがあって水がなかったり道に迷ったりと単純に砂漠を横断する。という障害を突破するという面白さもあってよかったです。
ただやってることはスペクタクルなのに映像や話の盛り上がりは少なくて退屈に感じました。特に旅に出るまでが開始35分以上もあって長かったです。それに途中で何日経過とテロップが出ますが、時間経過が物語のカセになっていなかったり、旅の過酷さがそれによって伝わってこなかったりして何の意味があったのかわからなかったです。
そもそも主人公がそこまでして旅に出たいという動機の部分も見ててよくわからなかったです。回想シーンがフラッシュバックみたいに描かれますが、その回想が余計に冗長に思えてしまいました。
そしてラストに実際の写真が出てきますが、その写真が1番迫力あって、今まで描いていたフィクションより写真のほうが迫力あるのが映画としてどうなんだろう? と悲しくなる作品でした。
とはいえ、ミア・ワシコウスカが出っ放しで迫力あるお芝居をしていて彼女を見てるだけで満足な1本でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2015/07/24 有楽町スバル座
リンク
監督 | ジョン・カラン |
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脚本 | マリオン・ネルソン |
原作 | ロビン・デヴィッドソン |
出演 | ミア・ワシコウスカ |
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ティム・ロジャース |
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