映画【ペントハウス】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ペントハウスの大富豪にとられたお金を取り戻そうとする話。

●感想

 軽いコメディですが、クライマックスの盗みのシークエンスは笑いと緊張感が適度に混ざっていい感じでした。スピード感と波乱の展開があるクライマックスですが、いくらなんでもフェラーリの移動は無茶なんではなかろうかと思ってもしまいますが、面白いからいいです。

 ただ惜しむべきは、序盤の消えた年金などの問題が起こり盗みのチームを結成するまでが長いことで動きが少ないし、泥棒のエディ・マーフィーが仲間に入るまでが物語の半分ほどといびつな構成になってしまっていると思いました。もっと早く仲間集めがあってもよかったと思います。それに見終わって、エディ・マーフィーたいして活躍してない……。

 最後のほうまでシリアスにいくと思いきや、クライマックスの盗みで一気に笑いをもってくるところがさすがでした。のんびりして緊張感のかけらもない仲間たちのドタバタが笑えます。全然緻密な計画を立ててなくて、出たとこ勝負なのがすごいです。フェラーリの宙吊りシーンなんかも結構な迫力でよかったです。

 冒頭、カタキ役がプールで泳いであがってそのままエレベーターに乗り込むというのが伏線になっていたのもよかったです。フェラーリの隠し場所。

☆☆☆

鑑賞日:2012/10/24 Blu-ray

監督ブレット・ラトナー 
脚本テッド・グリフィン 
ジェフ・ナサンソン 
出演ベン・スティラー 
エディ・マーフィ 
ケイシー・アフレック 
アラン・アルダ 
マシュー・ブロデリック 
マイケル・ペーニャ 
ティア・レオーニ 
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