映画【旅のおわり世界のはじまり】感想

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●こんなお話

 ウズベキスタンで旅番組をロケする人たちの話。

●感想

 異国の地で淡々と仕事をこなしていく主人公をはじめとしたテレビクルーの仕事のこなしっぷりが最高で、なんでそこまで事務的に異国で仕事ができるのかとシュールな笑いがいっぱいの映画で楽しかったです。
 単純にカメラが回っているときと回っていないときのリポーターの主人公の感情の落差が激しくて、そのギャップだけでも笑えました。そして絶叫マシンを文字通り体当たりで前田敦子さんがやっていて、本気で心配になるという壮絶なシーンでした。
 歌を歌いたい気持ちがあるけど、仕事は全然違うことをやっている現実との苦悩があり、劇場での愛の賛歌を少しだけ歌って、消防士の恋人が事故に遭ったかもしれないと心配にがあってから、撮影を続けてからのウズベキスタンの雄大な自然をバックにした愛の讃歌の熱唱が前田さん自身の歌唱力も素晴らしく、自然とテンションが上がる良いクライマックスでした。

 主人公のフットワークの軽さもすごくて、カメラ片手に1人でどんどんと知らない街を歩いて、警察に追いかけられたりとピンチに陥ったりして見せ場もしっかりあってよかったです。

 捕まった羊を解放するというのが印象的に描かれますが、いくら何でも尺が足りないからと主人公の思い付きで、羊を解放すルシーンをわざわざ撮るかな? とか疑問に感じてしまうところもありました。

 黒沢清監督作品らしい不思議な雰囲気と旅番組の面白さがミックスした映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/03/25 DVD

監督黒沢清 
脚本黒沢清 
出演前田敦子 
染谷将太 
柄本時生 
アジズ・ラジャボフ 
加瀬亮 
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