映画【時代屋の女房】感想(ネタバレ)

Time and Tide
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●こんなお話

 骨董品屋の親子とか近所の人たちの話。

●感想

  時代屋の主人に喫茶店のマスター、ウエイトレス、クリーニング屋の主人、盛岡の女みさと、時代屋の主人の父の妾。などの恋模様を昭和の雰囲気いっぱいの映像の中、スナックでみんなが語らっている中に入り込んでいるかのように覗いてる気持ちになる映画でした。

 時代屋の2階から歩道橋が見える構図が面白くて、そこから歩いてくる夏目雅子さんのインパクトが素晴らしいです。傘を差しての笑顔でストップモーション。ただ、2役の必要性があったのかは微妙でした。

 何故、女房が出て行ったのかがわからず。女房を追いかけながら自分を見つめなおす主人。探すのを休憩したときに不意に戻ってくる女房。
 ボーっとしながらベランダで帰りを待つ渡瀬恒彦さんを見てると、悩んでウジウジする映画なんかではなく深刻に考えずに生きていけばいい。ということだと思いました。

 この映画の登場人物みんなが小さな目の前の幸せを大切にして生きていて、平凡な下町の人たちを描いた作品で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/01/23 DVD

監督森崎東 
脚本荒井晴彦 
長尾啓司 
原作村松友視 
出演渡瀬恒彦 
夏目雅子 
津川雅彦 
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