映画【大輪廻】感想(ネタバレ)

THE WHEEL OF LIFE
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●こんなお話

 いろんな時代で好きになる男女と邪魔する男性が輪廻転生の話。

●感想

 第一章は明朝の時代に明の特殊部隊みたいな人たちと反乱軍が戦っているところから始まって、州知事の娘だかと結婚するしないとかがあったり、反乱軍の偉い人が横恋慕して奪おうとして…という。

 アクション満載で剣や弓矢で戦っていきます。正直、登場人物の関係性が40分ちょっとでわかりにくいまま戦っていったりしていくので飲み込みにくい部分もありました。

 そして何よりインパクトがあるのは倭寇として出てきて喋れないという設定の男が上官に殺されるときに日本語で絶叫するのが凄かったです。その次のカットで焼けた肉というのもインパクト大。

 最後に反乱軍のトップがお茶に薬を混ぜて盲目にしてという流れからヒロインのところにやってきて三つ巴になってみんな死んじゃうという流れも何が起こっているのか戸惑う終わり方でした。

 第二章は清朝の時代で劇団の話。劇団の主宰と看板娘がいて、旅で訪れた村の金持ち息子が看板娘と恋に落ちるけど主催が邪魔してきてという。

 これも最後に京劇中に短剣で殺してしまうところも故意に殺害したのかと思いきや事故的なのかどうなのかとかもあっさり風味で終わっていきました。

 第三章は現代パートになって、いきなり前衛舞踏のようなシーンから始まってダンスが印象的です。これも劇団が舞台で訪れた島で暮らす兄弟の弟が劇団の娘さんを好きになって島を出るのか出ないのかという。

 娘さんが無神論者で兄の儀式とかを全否定する姿が笑えました。兄と恋愛相手の間で苦悩していきます。ジャンジャガと音が鳴り響いて台湾の儀式が長い時間見られて、そういった文化を眺めることができるのが面白かったです。

 とはいえラストで1人で踊るヒロインの姿を呆然と見つめる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/05/18 DVD

監督キン・フー 
リー・シン 
パイ・シンシュイ 
脚本チャン・ヨンシャン 
キン・フー 
原作チュン・リン 
出演シー・チュン 
ベン・シュエフェン 
チャン・ホウイエン 
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