映画【ドラえもん のび太の海底鬼岩城】感想(ネタバレ):海底冒険と友情、バギーの勇気に泣ける名作

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●こんなお話

 ドラえもんたちが海底人たちの戦争に巻き込まれる話。

●感想

 夏休みにみんなででかけたいということになって海に行こうということに。けどのび太のお母さんは宿題を終わらせないとダメということで、みんなの応援のもと宿題を終わらせる。

 お母さんの許可を得てドラえもんの道具を使ってみんなで海底へ。海底を走るコンピューター付きのロボットで海底を走って、のび太君だけ巨大イカを目撃してみんなから信じてもらえずバカにされたり。

 ジャイアントスネ夫だけバミューダトライアングルに向かって道具の効果で酸素が残りわずかになって、のび太君たちで捜索するけどもう時間切れで諦めてたら、なぜかジャイアンたちは生存していて不思議に思う。

 マリアナ海溝まで降りて散歩したりして楽しむけど、しずちゃんにバギーがジャイアンたちに何があったのかという記録を見せたら、海底人がジャイアンたちを救ったことが判明。

 海底人に捕らえられて、ムー文明の人たちで地上に戻したらバレるということでのび太君たちは監禁状態に。けど道具で逃げだすことに成功。追手の王子たちを秘密道具で隠れるけど、アトランティス文明のロボットに王子たちが襲撃されて主人公たちが王子を救出。

 再び捕まってムーの高官たちが主人公たちを法律通りに死刑にするかしないかで議論するけど、アトランティス文明のポセイドンという兵器が発動するということでドラえもんの秘密道具で何とかしてくれと依頼があって、みんなでアトランティスへ。

 ロボットの攻撃をさけつつポセイドンに侵入するけどみんな捕まってしまってピンチに。そこに海底バギーが突っ込んできてポセイドンは崩壊して、ムー文明から感謝されて自己犠牲のバギーに感謝して地上に戻る主人公たちでおしまい。

 物語の発端は、ジャイアンとスネ夫が「魔の三角海域にお宝が眠っている」というニュースを見たことから始まり、海底散歩が中心の前半と、海底人との接触・裁判・戦いが連続する後半という構成。テキオー灯やカメレオン帽子といったおなじみの道具が活躍するのも楽しく、擬人化されたバギーとしずかちゃんの絆の描かれ方にも心打たれるものでした。

 ただ、海底探索が映画の半分近くを占め、そこから急に展開が加速してアトランティスやポセイドンの話が一気に押し寄せてくるため、少し駆け足気味。最後の決着も、ドラえもんの道具があれば何とかなりそうという印象は否めなかったですが、それでもバギーの自己犠牲には熱い気持ちにさせられる一本でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/03/18 WOWOW 2025/06/19 Amazonプライム・ビデオ

監督芝山努 
脚本藤子不二雄 
原作藤子不二雄 
出演(声)大山のぶ代 
小原乃梨子 
野村道子 
たてかべ和也 
肝付兼太 
喜多道枝 
三ツ矢雄二 
大宮悌二 
富田耕生 
郷田穂積 
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