映画【チェイサー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 デリバリーヘルスを経営している元刑事の主人公がデリヘル嬢が次々に消えていって、デリヘル嬢にかけていたお金がなくなって悔しい思いをしていく。幼い子どもを育てるデリヘル嬢さんが殺人鬼の餌食になりそうになって、彼女を探してた主人公が偶然、殺人鬼を捕まえようと頑張る話。

●感想

 この映画の面白いところは殺人鬼が早々に捕まっている状態でサスペンスを生み出しているところが面白かったです。あとは短いカットで繋いでいってのアクションシーンなどで惹きつけられる映画でした。
 最初は酷い性格だった主人公が失踪したデリヘル嬢の娘さんと行動するうちに勇ましい親父さんとなってデリヘル嬢さんを探すシークエンスと韓国警察の無能っぷりが描かれていきます。
 実際の事件がモチーフなので、韓国警察は本当に無能な部分もあったと思いますが。この映画の警察は無能を通り越してただのコントになってしまっているのが残念でした。彼らが出てくるたびに問題を起こしていく。エンタテイメントで問題を起こす設定だとは思いますが、それにしてもトラブルしか起こさない警察。犯人が「自分がやった」と自供しているのに証拠不十分で釈放されてしまうものなのね。と勉強になりました。その犯人を尾行しているのに、クライマックスで起こしてしまう大失態。何のための尾行だったんだろう。

 どぎつい残酷描写は韓国映画特有のものだし、目を背けたくなるようなエンディングなのは独自の映画でしたが。話としては普通のサスペンス映画としてはオリジナル性はあまり感じられるず、韓国人って本当に金づちが好きなんだと勉強になる映画でした。

☆☆

鑑賞日:2009/10/10 DVD 2014/06/14 DVD

監督ナ・ホンジン 
脚本ナ・ホンジン 
出演キム・ユンソク 
ハ・ジョンウ 
ソ・ヨンヒ 
キム・ユジョン 
チョン・インギ 
チェ・ジョンウ 
ミン・ギョンジン 
パク・ヒョジュ 
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