映画【THE UPSIDE/最強のふたり】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 大富豪とスラム出身の介護人がなんやかんやで友人になる話。

●感想

 大富豪とスラム出身の前科者という今まで住んでた世界が違った者同士が交流していくというカルチャーギャップものとしての面白さがあって、介護人がオペラやアートに目覚めたりと才能を開花していく姿とか笑えてよかったです。ブライアン・クランストンさんやニコール・キッドマンさんたちの抑えたお芝居もさすがの貫録でした。

 ただ、オリジナルのフランス版とベースは同じなため、そこまで新鮮さを感じられなかったです。それにカルチャーギャップものとしても新鮮さはなく、結構2人が出会ってあっという間に打ち解けて、自分のフィールドの食文化や芸術を紹介し合って仲良くなっていっている感じで結構高速に展開していく印象でした。

 介護人が奥さんや子どもと上手くいっていなくて、息子に富豪から盗んだ本をプレゼントして、それがバレて失望されるという展開は良かったですが。富豪から5万ドルもらってそれで奥さんと息子にプレゼントしたら手のひらかえしで、これまた高速で「ありがとう」と感動的なまなざしで介護人を見つめていて、これまた高速で過ぎていくエピソードでした。

 とはいえ、見ていてわかりやすいハリウッドエンタメで老若男女が楽しめる映画だったと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/12/21  Amazonプライム・ビデオ

監督ニール・バーガー 
脚本ジョン・ハートメア 
出演ブライアン・クランストン 
ケビン・ハート 
ニコール・キッドマン
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