映画【遊星よりの物体X】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 北極で宇宙船が墜落したらしく、しかもエイリアンの氷漬けが発見されて持ち帰ったらそのエイリアンに襲われる話。

●感想

 アラスカの空軍基地だかでパイロットたちが北極の基地にいる博士から謎の飛行物体が墜落したので支援してほしいとのことで協力要請が入って記者とか博士とかで墜落現場へ向かう。

 墜落現場で宇宙船を発見してしかもエイリアン的な生き物も発見して爆破して宇宙船を取り出そうとするけど、まさかの失敗で宇宙船が壊れちゃう。エイリアンは何とか取り出せて基地へ連れていく。見張り番をつけるけど、電気毛布を氷漬けのエイリアンにかけちゃううっかりミスをして氷が溶けだして、エイリアンが復活する。

 制作当時の撮影技術だからかエイリアンをあまり映さずにリアクションする人間で恐怖を表現していて、それほどの怖さは今の時代に見るとそこまで恐怖を感じられなかったです。「蘇った!」とピストルを撃って逃げ出す人がいたりして。エイリアンは外へ飛び出して犬を襲撃する。犬がエイリアンの腕を噛みついて片腕が残されて、それの研究をする。どうやら植物が進化したものだということがわかってくる。このときの成長した花がもごもご動いている映像は気持ち悪くてよかったです。基地のどこかにいるってんで探すと、いきなり扉からどーんと飛び出してくるところとかはショッキングでびっくりしました。ガソリンで燃やして退治しようとして火だるまにするのとかも炎がいっぱいになって役者さんたちの心配をしてしまう迫力の火だるまでした。エイリアンは灯油をシャットダウンして主人公たちが凍死しそうになってピンチになりつつ電流で退治することを決定してみんなで頑張るという。

 フランケンシュタインの怪物みたいなエイリアンの造形が楽しい映画でした。そして終わり方も無線で記者が話をして終わるというのもなかなかの切り口でビックリの1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/02/20 DVD

監督クリスチャン・ナイビー 
脚本チャールズ・レデラー 
原作ジョン・W・キャンベル・ジュニア 
製作ハワード・ホークス 
出演マーガレット・シェリダン 
ケネス・トビー 
ロバート・コーンスウェイト 
ダグラス・スペンサー 
ジェームズ・ヤング 
ロバート・ニコルス 
デューイ・マーティン 
ウィリアム・セルフ 
エドワード・フランツ 
サリー・クレイトン 
ジェームズ・アーネス 
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