映画【赤線地帯】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 特殊飲食店に出入りする様々な女性の話。

●感想

 85分程度の映画なのに、これでもかって密度の濃い展開を堪能しました。主要の登場人物5人にそれぞれに降りかかるドラマはきっちりと描かれて、そのどれもが社会問題をあらわしていているようみ見えました。

 長回しに女優さんたちのナチュラルなお芝居を観ていると、いつの間にかその場にいるような感覚で観てしまうから不思議です。

 客を騙して騙され、必死に生き抜く姿を見せ付けて。それでもかつ、したたかに強く生きていく。そして、ラストシーンは強烈なインパクト大でした。

 豪華女優陣の競演も見ていて面白く、京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子が同じシーンに並んでいるだけで熱くなりました。そんな豪華女優達をさしおいて最後に全部持っていってしまう川上康子も凄かったです。

 そして、なんといってもオープニングから耳に残る黛敏郎御大の音楽も凄かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2011/10/21 DVD

監督溝口健二 
脚本成澤昌茂 
出演若尾文子 
三益愛子 
町田博子 
京マチ子 
木暮実千代 
川上康子 
進藤英太郎 
沢村貞子 
浦辺粂子 
春本富士夫 
入江洋佑 
高堂国典 
三好栄子 
十朱久雄 
丸山修 
菅原謙二 
加東大介 
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