映画【ウォールフラワー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ネクラで友だちのいなかった主人公の高校生が友だちを作っていって充実した学園生活を送りはじめるけど、みんなそれぞれ傷を負っていて自分の居場所を見つけていく話。

●感想

 現代劇だと思って見てたらカセットテープで好きな女の子音楽を編集して渡したりと少し前の時代だというのがわかります。このスマホもなにもない時代という背景で学園生活を描いていくという空気感がステキでした。

 主人公はどうやらこないだまで入院していたらしい。高校生活では慣れずに誰とも喋れない。けど勇気を出して男の子に声をかけたらそこから生活が一変していきます。そこからダンスしたりハッパをやったりして馬鹿騒ぎしていく。
 好きでもない女の子と勢いでHしちゃって付き合うことになったりして、ヒロインの事が好きなのに彼女を傷つけたくなくて……。なんかが描かれつつ、回想で少年時代が挿入される。またヒロインにも父親の友人たちから酷いことをされてた過去があったり、親友がゲイであることがわかったり。

 学園ものの青春映画の王道な展開を見せつつ映画が始まる前の人生が複雑に入り込んできて、そこからの再生していく様子が幻想的な演出の中で描かれていきます。

 ただ【ロッキー・ホラー・ショー】や印象的に挿入される音楽などのカルチャーをリアルタイムで知っていればもっと入り込めると思いました。
 それに根暗な主人公ですが、結構充実した学園生活だしみんな頭良いしで、うらやましいなという気持ちになってしまう映画でもありました。個人的にはトム・サヴィーニが先生として出てきたときはゾンビがいつ出てくるのかな? と期待してしまいました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/07/05 DVD

監督スティーブン・チョボスキー 
脚本スティーブン・チョボスキー 
原作スティーブン・チョボスキー 
出演ローガン・ラーマン 
エマ・ワトソン 
エズラ・ミラー 
メイ・ホイットマン 
ケイト・ウォルシュ 
ディラン・マクダーモット 
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