映画【パーフェクト ストーム】感想(ネタバレ):リアルな台風シーンと漁師の仕事描写が魅力!

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●こんなお話

 カジキマグロ漁に出た海の男たちがパーフェクトストームの中で揉まれる話。

●感想

 何と言っても台風で荒れ狂う海の映像が圧巻で、その激しい波の中で俳優たちが実際に動いているのがとても迫力ありました。ずぶ濡れになりながらも懸命に演じる役者たちの姿を見ると、本当に大変だっただろうと心配になりました。どこからが実写でどこからがCGなのか見分けがつかないほどリアルに作られています。

 物語は海で働く男たちの日常から始まり、それぞれの恋愛模様や仕事がなくて困る姿が描かれていきます。そしていよいよ出航の時が訪れますが。出航からパーフェクトストームに遭遇するまでの間、特に大きなドラマがないのがやや残念に感じました。漁師たちの仕事ぶりは普段あまり目にしないものなので、そこは見どころの一つとして楽しめると思います。

 途中、ヨットで楽しむおじさんおばさんの話に場面が変わりますが、ここは物語の盛り上がりにはあまり寄与していなかったと思います。

 そしてクライマックス、船が壊れて大漁ながらも引き返せないという状況でパーフェクトストームに突入。そこからは荒れ狂う海での過酷な闘いが続き、映像の迫力が一気に高まってたと思います。

 ただ、主人公たちの船の話だけでは尺が足りなかったのか、ヘリの救助チームの遭難シーンもかなりの時間を割いて描かれていて。正直こちらの描写はどうでもよく感じてしまいます。救助隊のメンバー「ジョンジーがいない!」と探す場面もあるが、「ジョンジーとは誰?」という気持ちになるほど感情移入が難しかったです。

 映像の迫力は抜群で、その点は文句なしだが、もう少しドラマの密度が濃ければより深く物語に引き込まれたのではないかと個人的には感じた作品でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/09/17 Hulu

監督ウォルフガング・ペーターゼン 
脚本ビル・ウィトリフ 
原作セバスチャン・ユンガー 
出演ジョージ・クルーニー 
マーク・ウォルバーグ 
ジョン・C・ライリー 
ダイアン・レイン 
ウィリアム・フィクナー 
ジョン・ホークス 
アレン・ペイン 
メアリー・エリザベス・マストラントニオ 
マイケル・アイアンサイド 
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