ドラマ【24 -TWENTY FOUR- シーズン8】感想(ネタバレ):和平交渉の裏で再びテロ勃発!

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●こんなお話

 隠遁生活をしていたジャック・バウアーだったけどやっぱりテロに巻き込まれて捜査していく話。

●感想

 前シーズンから約1年半後のニューヨークを舞台に始まる。ジャック・バウアーはCTUを離れ、娘キムや孫と穏やかな時間を過ごしていた。しかし旧知の情報屋ヴィクター・アルザリアンが接触し、国連本部で行われるアメリカとイスラム共和国カミスタン、そしてロシアとの和平交渉がテロの標的になっていると告げる。

 その和平の中心人物はカミスタン大統領オマール・ハッサン。ニューヨークに再建されたCTUではブライアン・ヘイスティングスが現場を指揮し、クロエ・オブライエンも分析官として復帰している。調印式当日、ハッサン暗殺計画が進行していることが判明し、ジャックは現場へ復帰する。

 捜査の中で、ハッサンの弟ファラド・ハッサンがロシアン・マフィアと接触し、核燃料棒の取引に関与している事実が明らかになる。ジャックは元FBI捜査官ルネ・ウォーカーと共にロシアン・マフィアの拠点へ潜入し銃撃戦を展開するが、核燃料棒はテロリストの手に渡る。彼らはハッサンの身柄引き渡しを要求し、応じなければ核爆発を起こすと脅迫する。

 アメリカ大統領アリソン・テイラーはハッサン保護を優先するが、テロリストの計画は進行し、ハッサンは誘拐された末に公開処刑される。和平交渉は崩壊寸前となるが、テイラーはハッサンの妻ダリアを新大統領として説得し、和平を継続させる。

 核の脅威を阻止した後、ジャックとルネは互いの想いを確認する。しかしジャックのアパートにロシアの暗殺者が現れ、ルネは銃撃を受ける。ジャックは必死に病院へ運ぶが、ルネは死亡する。彼女の死は、ロシア政府高官が和平妨害のためテロを裏で支援していた証拠を掴んだ直後だった。

 怒りに駆られたジャックは独断で復讐を開始する。ロシア工作員パベル・トカレフを追跡し、拷問によって情報を引き出す。CTU内部では分析官ダナ・ウォルシュがロシアと通じる内通者であることが発覚する。ジャックはダナを追い詰め射殺する。

 やがてロシア外務大臣や大統領ユーリ・スヴァロフが黒幕である証拠に迫る。テイラー大統領は和平維持を優先し隠蔽を選択するが、ジャックは止まらない。元大統領チャールズ・ローガンを利用してスヴァロフを誘き出す計画を実行するが、最後の瞬間、クロエが介入し、さらなる流血を止める。

 テイラーは最終的に隠蔽を撤回し、自らの責任を認めて辞任を決意する。和平は成立するが、ジャックは米露両国から追われる存在となる。クロエとの別れを交わし、ジャックはニューヨークの闇へ姿を消しておしまい。


 本シーズンは国際和平交渉という大きな政治テーマを軸にしながら、シリーズらしい緊迫感を一切緩めない構成が見事でした。序盤から核テロという極限状況が提示され、24話を通して常に緊張が持続します。

 特にルネ・ウォーカーの退場は衝撃的でした。ジャックに訪れた束の間の安らぎが一瞬で奪われる展開は胸に迫るものがあり、その後の復讐劇へと一気に物語が傾いていく流れは圧巻です。彼の暴走は過去シリーズ以上で、国家を敵に回しても止まらない姿はヒーローでありながら破滅的でもありました。

 CTU内部の裏切りというシリーズ恒例の展開も健在で、ダナ・ウォルシュの正体が明らかになるくだりは緊張感に満ちています。ローガン前大統領の再登場も強烈で、登場するだけで場の空気を支配する存在感はさすがでした。

 アクション、政治劇、個人の復讐が絡み合い、シリーズの集大成とも呼べる重厚さを備えたシーズンだったと思います。ジャックという人物の行き着く先を描いた物語として、非常に印象深い終盤でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/05/14 DVD 2026/03/13 Amazonプライム・ビデオ

製作総指揮ジョエル・サーノウ
ロバート・コクラン
出演キーファー・サザーランド

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