●こんなお話
太平洋戦争を米兵目線で描いた10話。
●感想
1兵隊という目線から描いていて、歴史的な流れや俯瞰で戦争を描くわけでなく、局地戦で、海兵隊が降伏しない日本軍に疲れながら戦っていく姿を見られて興味深かったです。ガダルカナル、ペリリュー、硫黄島、沖縄と太平洋戦線の様子が描かれていきます。攻めている海兵隊が異文化で全く価値観の違う日本兵との戦いに疲れきっていていく様子なんかも見れてよかったです。日本側としては圧倒的物量と兵力で余裕の米軍というイメージでしたが、海兵隊も怪我をしているか精神を病んでいくのを知れてよかったです。日本側の砲撃や銃撃も物凄くて、アメリカ側の日本軍に対するイメージというのが知ることができました。
特にすごかったのが9話の沖縄戦で、最初は優しかった主人公が沖縄で降伏しない日本軍に対して「全員を皆殺しにしてやる」と凶暴性を発揮していく姿の変化はよかったです。沖縄戦の民間人を巻き込みながらの戦闘なんかも目を背けたくなるような悲惨さでした。
大勢の登場人物が出てくるので、全員泥まみれでヘルメットをかぶっていると同じ顔に見えて誰が誰だかわからなくなってしまいました。最後にテロップで登場人物のその後が紹介されても正直数人しかわからず、誰でした? 状態の人も多く群像劇として見てるの辛かったです。
とはいえ、太平洋戦争を描いていて、日本人としてみておいても損はないドラマだと思いました。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2016/04/03 Blu-ray 2020/10/26 Amaon・プライム・ビデオ
リンク
製作総指揮 | トム・ハンクス |
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スティーヴン・スピルバーグ | |
ゲイリー・ゴーツマン |
出演 | ジェームズ・バッジ・デール |
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ジョセフ・マッゼロ | |
ジョン・セダ | |
アシュトン・ホームズ | |
ジョシュ・ヘルマン |
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