映画【アウトサイダー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話 

 ヤクザ版ラストサムライの話。

●感想

 海外の人が撮るニホンという感じが全開で、しかもオリエンタルで不思議な国という感じではなく。めちゃくちゃクールにかっこよく撮影されていてよかったです。1954年という時代だけど、映像衣装美術が全部近未来的なカッコよさでした。それでいて、主演のジャレット・レトさんの美しさも際立っていました。

 冒頭で刑務所に入っている主人公が仲間と出会って、その仲間が自殺に見せかけて刑務所を出るという「仁義なき戦い」の若杉みたいなことをして出るという。そこからその仲間の組に入って、内ゲバしたり神戸のヤクザと敵対したりと主人公から見たヤクザを見ていきますが、正直、主人公が何を考えているのかわかりにくく、ヒロインと付き合うくらいで特に何もしない印象で退屈な物語でした。

 開始1時間くらいでやっと神戸のヤクザとの交渉に赴いて揉めるくらいで、そこからも神戸のヤクザと兄貴分が内通していて、自分たちの組織がやられていくとか想像の範囲内のことしか起こらず、主人公はただ親分の隣に控えて立っているだけであまり事件に関わっていかないので何がしたいのかわからない魅力があまり感じられないキャラクターでした。

  とはいえ、海外の人が作ったヤクザ映画という不思議な感覚になれて、かつ役者さんたちみんながかっこよくて美しい映画で満足の1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/05/15 NETFLIX

監督マーチン・ピータ・サンフリト 
脚本アンドリュー・ボールドウィン
ジョン・リンソン
出演ジャレッド・レトー
浅野忠信
椎名桔平
忽那汐里
大森南朋
田中泯
ロリー・コクレイン
エミール・ハーシュ
ド・ランクザン望
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