映画【私が、生きる肌】感想

☆☆☆☆

●こんなお話

 完璧な肌を求める外科医と彼に幽閉された女性の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 主人公であるアントニオ・バンデラスが自宅で女性を監禁していて、その女性を監視モニターで眺めているオープニング。一体、何が起こってるんだろう? とツカミはバッチリな出だしでした。女性は、脱出に失敗すると自殺を図ったりしているので。どうやら監禁されている様子だってのはわかります。

 そんな中、物語が動きだすのは仮想大会の日にトラの姿で現れる男。主人公の監禁の事情を知っているメイドさんの息子らしい。この息子、監禁された女性を見るとなんとレイプしてしまう。そこで帰宅してきた主人公は、この息子を射殺しますが。なんと、その日の夜に女性を抱こうとする。このときに女性は「まだ痛いの、明日にしてくれない」と言いますが。このときは、「そりゃ、そうだよ」と思って見てますが。これが、後々に重大な伏線だってことになります。

 そして、何故か6年前に時間が飛びます。そこで描かれるのは、主人公とその娘と新たに出てくる若い青年。序盤でメイドが語っていた主人公の妻が死んだときのエピソードも語られます。ところが、一向に主人公の妻自身は出てこない。
 そして、娘がレイプ未遂に遭って逃げる男を目撃する主人公。そしてその若い男を拉致・監禁する主人公。そこで主人公の口から出てくるのは驚くべき言葉。

 ただそうなると、主人公が抱いた女性ってのは元○○。それをわかっていて抱いたのか。それはトラ男がレイプしたのを目撃したことによって、性交ができると確認して妻という感覚になったのだと思いました。

 ここで、見てるボクは「そういうことだったの!」と驚愕しました。ペドロ・アルモドバル監督の力に驚いた映画でした。宗教的倫理的な問題は、大丈夫なのかと心配になるスペインでした。

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鑑賞日:2012/07/13 TOHOシネマズシャンテ

監督ペドロ・アルモドバル 
原作ティエリ・ジョンケ
出演アントニオ・バンデラス 
エレナ・アナヤ 
マリサ・パレデス 
ヤン・コルネット
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