映画【あゝ決戦航空隊】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 特攻戦術の生みの親の大西滝治郎中将の生涯と特攻隊の話。

●感想

 最初は特攻に反対していた大西中将が、しだいに最後まで徹底抗戦を訴える変化を歴史の流れと一緒に描いていて。勉強になりました。

 ラストシーンの介錯なしの切腹シーンを長回しで見せる場面は壮絶の一言でした。本当の切腹は、あんなに血の海になるのだと知りました。

 昭和の俳優さんたちの軍人さんのお芝居は、迫力があり。今の俳優さんでは出せない雰囲気だと思いました。長台詞をワンカットで語る迫力はすごいものがありました。

 ただ、ちょっと特撮の空戦シーンが長すぎる感じがしました。今観ると、迫力不足が否めないです。それに若い軍人さんたちの気持ちがあまり描かれていないような感じを受けました。
 最後に玉音放送を受けて、それでもなお徹底抗戦を主張する人に。ついていく若者たちがよくわからなかったです。

 いかにして特攻隊が誕生して、しだいに追い込まれていくのか知ることのできる映画だと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/04/10 DVD

監督山下耕作 
特撮監督本田達男 
脚本笠原和夫 
野上龍雄 
脚本協力相良俊輔 
原作草柳大蔵 
出演鶴田浩二 
池部良 
小林旭 
高並功 
山城新伍 
室田日出男 
梅宮辰夫 
葉山良二 
大木晤郎 
鳥巣哲生 
北大路欣也 
伊吹吾郎 
中村玉緒 
毛利菊枝 
菅原文太 
内田稔 
黒沢年男 
渡瀬恒彦 
成瀬正孝 
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