映画【ミケランジェロ・プロジェクト】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ナチスに強奪された美術品の数々を取り戻して保護するために結成された人たちの話。

●感想

 人類の遺産である美術品を取り戻せというミッションがあって、仲間集めがあって、いざ任務開始という娯楽映画の面白い要素が詰まっているあらすじでした。そしてジョージ・クルーニー監督と仲のいい人たちで作っているんだろうな感も画面から伝わってきました。教会の教壇画とマリア像の発見が根幹の部分になっていて、全体的に軽い演出に口笛が使われた音楽が懐かしさを感じるものでよかったです。

 ただメンバーを少人数にわけて同時進行で話が描かれていきますが、これといった
ピンチもなく軽々と話が進んで行っているように思えました。途中で命が奪われたりもする展開になりますが、その人物の背景があまりよくわからないため、誰が亡くなったのかとかもよくわからなかったです。

 1番大事な「命より美術品が大事なのか」という問いに一応の答えが出されていますが、果たしてそれが正解なのか、この映画を見ても気持ちに決着がつくことはなかったです。

 こういう事があったんだという史実の勉強にはなりましたが、もう少しドイツ軍やソ連軍から美術品を取り合うハラハラドキドキの展開で引っ張ってほしい映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/09/06 Blu-ray

監督ジョージ・クルーニー 
脚本ジョージ・クルーニー 
グラント・ヘスロフ 
原作ロバート・M・エドゼル 
出演ジョージ・クルーニー 
マット・デイモン 
ビル・マーレイ 
ジョン・グッドマン 
ジャン・デュジャルダン 
ボブ・バラバン 
ヒュー・ボネビル 
ケイト・ブランシェット 

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